By / 18th 8月, 2012 / ワインの知識 / No Comments

ワインによっては保存が難しい物があります

 

一度開けてしまったワインは、モノによってはすぐに味が変わってします超デリケートなもの、保存がよければそこそこ持つもの、そして数週間以上味が変わらずに保存出来る物があります。

 

まずは、一番問題のある「足が出易いワイン」からお話ししましょう。

 

基本的にはとてもデリケートでフレッシュなワイン、例えば樽で寝かさせず全く空気を通さない密封性の高いステンレス スティールやコンクリート製の樽で育った白ワインや、ブドウ自体が大変デリケートな上、新樽などで育てられていない赤ワイン(ブルゴーニュのピノ ノワール)などが該当します。

 

それは樽で寝かされたワインは、樽の木目から超微量ではありますが、外気(酸素)がすこしずつ中に入り込んで、良い感じにワインを酸化させていくので、ボトルの蓋を開けても酷いショックは受けないものです。

 

それに引き換え、全く外気に触れずに育った「超おぼこ娘」は、ワインの栓を抜いた瞬間にどっと入り込む外気という闖入物(例えば世知辛い世間や、危険な男性に触れた事の無い箱入り娘を想像してみて下さい)にとても弱いのです。

 

特に白ワインの中でも、酸味の低いブドウ(ヴィオニエなど)は、酸味のとても高いソービニョン ブランクやリースリング(は、甘味も酸味も同じく高い珍しいぶどう種です)などに比べ、抜栓後はすぐに味が変わり始めるので、要注意です。

 

最近では、レベルに『このワインはステンレス スティールを使っています』などと明記されていることが多く、レベルの裏を読み事をお勧めします。

 

この新しいシリーズでは、どんなワインが保存に適しているのか、いないのか、そして一度開栓したワインをどのように保存したら持ちが良いのかなどを、説明して行きたいと思っています。おつきあい下さい。

 

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。

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