2008 Dominus Napa Valley Bordeaux Blend

2008                      Dominus             Napa Valley         Bordeaux Blend

製造元                    ドミナス エステート

製造年                    2008年

品種構成              カベルネソーヴィニヨン 83%  カベルネフラン13% プティヴェルド4%

産地AVA              ナパ ヴァレー

 ドミナスといえば、フランスを代表する最高級シャトー、ペトリュスのアメリカ版という認識があります。実際、このワイナリーは、 ペトリュスのシャトー オーナーであるクリスチャン・ムエックス氏が、60年代にここナパヴァレーで立ち上げたワイナリーです。フランスを代表するシャトーの家系に生まれ、ワインづくりをフランスとアメリカで学んだ同氏が、ナパで最高の畑を手に入れ、フランスシャトーのノウハウを、ナパという秀麗な地味に実現する事に、成功しました。

ドミナスのワインは、90年に入ってから現在に至るまでずっとピークが続いており、かのロバート パーカー氏を唸らせ、並みいる批評家をして、「ペトリュスのアメリカ版!」と絶賛されています。

この8年のヴィンテージに与えられたパーカーポイントも、99点!同氏をして「素晴らしい出来映え!とてもスケールの大きいワインだ。優に向こう25年から30年もの間、楽しめるワインだ」と、絶賛。

 ワインメーカーに依ると、この年はいつになく厳しい天気と水不足が続き、結果収穫出来たブドウは例年に比べ激減したものの、 小振りで味が凝縮したミネラル分の高い濃厚なブドウが収穫出来たとの事。

それは一口このワインを味わえば、存分に認識出来ます。濃厚さと品の良さが微妙に交差する複雑な味わいで、余韻が強く口中に尾を引く間にも、また次の一口を飲み続けていたい、、、。そんなインパルスを感じるワインです。

具体的には、 ブラックベリーなどの濃厚なドライフルーツを基調とし、加えてリコリス、アニス、コーヒー、ココアなど複雑なスパイスが絡み合い、とても品よくこなれた心地よいタニンが、尾を引きます。全般的に男性的な出来映えですが、ふんわいとした優しさが印象として残る、興味深いワインでもあります。

 数十万円というペトリュスも美酒ですが、数万円で購入出来る素晴らしい出来映えのドミナスのボルドーブレンドは、ナパでしか作れない至高のワインでもあります。

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
1 返信
  1. Samurai
    Samurai says:

    60年代からということですが、ナパはフランスのワインの専門家にかなり前から認められていたのですね。素人から見てもこういう値段の高い一流ワインはボトルやラベルのデザインを見るだけで何となく”高そう”と感じるから不思議です。舌を鍛えていつかはチャレンジしたいようなワインですね。

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