生姜焼きにどんなワインを合わせようかな〜 (その2)

まず、生姜焼きといえば、最初に思い浮かぶ白ワインのペアリングは、香味に強いアルザスの白ワインです。ゲワーツトラミナール、リースリングなど冷やしてペアリングしたらお互いのスパイシーな特徴を引き出しそう!でも、これは中華料理の更に味の強い料理に取っておきましょう。

 ということで、今回ペアリングに選んだのは、白はフランスロワール地方のブーブレイ(ブドウはシャノンブラン)。そもそもシャノンブランというブドウは、守備範囲が広くシーフードも白身の肉にも良く合います。この上品に仕上げた豚の生姜焼きには、思った通りぴったり合いました。試しに合わないと思った白(ソービニオンブランやイタリアのソアベ)など、酸味の強いフルーティーなワインをペアしましたが、やはりお互いの悪いところ、苦みが増したり、して全く合いませんでしたよ。

 赤ワインでは2つ合うと思われるものを用意しました。まずは、ソノマコースト(優良なピノノワールとシャルドネで有名ですね)のピノロワールと、同じくソノマコーストのシラーです。ソノマコーストのピノノワールは、本家本元のブルゴーニュと比べて、フルーティ、スパイシーなのが魅力で、酸味も腰もしっかりしており、香味野菜のくせも、オイルを使った多少Fattyな豚料理の油もうまく中和し、お互いのスパイシーさを引き出して料理もワインも更に味わいが深くなりました。

また、ソノマコーストのシラーは、同じカリフォルニアのフルーティーで濃厚なシラー(例えばパスロブレスなど南の)と、世界最高峰と言われる南仏ローヌの硬派で野性味のあるシラーの中間位に位置しており、適度なスパイスと凝縮したフルーツが、癖のあるこの料理の味を引き立ててくれました。

勿論他にも色々なワインが思い浮かびますが、きりがないので今夜はこの3本で締めくくります。

 

勿論、この料理にあうワインは、まだまだ限りなくありそうですが、カロリーが心配なので今夜はこのくらいにしておきましょ。以下が今回飲んだワインです。

 Marc Bredit      2008    Vouvray           Loire France

Adrian Fog       2007    Pinot Noir        Mendoino County  Oppenlander Vineyard

Neyers             2008    Syrah               Sonoma Coast

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
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