ぶどうが不作といわれる11年のカリフォルニア。そのぶどうでワインを作ってみました。

自分のワインを作ってみたい その2(カベルネ ソービニョン 編)

 

本年(13年)1月6日付けで、「10年のカリフォルニアは豊作に恵まれ、最高のヴィンテージが期待される」旨、報告しました。そして、そのすばらしい年に収穫したピノ ノワールをお客様のご依頼でワインにし、最終のブレンディング(お客様指定の味に仕上げる為、いくつもの違う畑やクローンで作ったピノを混ぜ合わせる作業)をした様子も記事(7月9日付けの『自分のワインを作ってみたい』)にアップしました。

 

そして一年経ち、今回は大変難しいといわれる11年のヴィンテージをブレンドして来ました。熱すぎず、比較的おだやかな気候に恵まれた10年に比べ、更に涼しい(寒いくらいの日が続いた)11年はぶどうの開花時や収穫期など、一番大切な時期に大雨などの悪天候が続き、ワインメーカー達のぼやき、「こんなチャレンジングなヴィンテージは始めてだ!」を、よく耳にしたものです。

 

実際、ナパで開催された「11年ヴィンテージ目隠し試飲審査会」で、シャルドネとカベルネソービニョンを40銘柄ずつ試飲して思ったのは、「本当に難しい年だった」ということ。

 

カリフォルニアは、「ボルドーやブルゴーニュと違い、『不作年(バッド ヴィンテージ)はない』 」という恵まれた土地柄で、毎年すばらしく熟成したおいしいワインが当たり前の世界。近年にない不作の年といわれる11年物を試飲して、熟成感が感じられず、カリフォルニアらしさを欠いたワインが多いのにショックを受けました。

 

それでも中には、これが同じ年のワインか!と思われる素晴らしい出来映えのものが多々あり。 「不作年は、ワインメーカーの手腕がモノをいう!」と納得したものです。

 

さて、ウィステリアワインが指示して作ったワインの出来映えはというと……..

 

ワインのブレンド

 

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
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