昨夜飲んだワインですが、、、

昨夜はワイン好きのご近所に、夕食にお呼ばれ。大人3人のバーベキューディナーということで、2本の赤ワイン(1997年のボルドーと2008年のナパ)をデカンタして持参したところ、シーフードから始まると知り、「では、白なんかも取って来ます。」ということに。(ちなみにこのお宅は同じマンション内なので、自宅にワインを取りに行くといっても、エレベーターでの移動だけ)

そこで、友人に「何が飲みたい?」と聞いたら、「、、、、。」と一応遠慮するので、「何でも言って。持って来るからさ」というと、「ゆきさんのお蔵に何であるのは知っていますが、、、。自分の好みはご存知の通り、え〜〜と、モンラッシェかな〜」などと恐ろしいことをおっしゃる。とはいえ、「はいはい、聞いた私が愚かでございましたよ。では、持って来ましょ」と席を外した次第。

自宅でこのホワイト ブルガンディーのグランクリュを探そうとワインケーブ(巨大なワイン用の冷蔵庫)を開けたら、都合の良いことにコルトン シャルルマーニュ、つまりモンラッシュと並ぶホワイトブルガンディー最高峰のグランクリュが目の前にある。そこでまずこれを取り出し、白だけではと、ついでにブージュのミュジニー グランクリュの赤(ピノノワール)も引っ張りだして友人宅へ。

食事には写真の通りこの4本を3人で「ぺろり!」と飲んでしまいました。 ちなみにざっとワインを紹介すると、9年のコルトン シャルルマーニュの白、つまりシャルドネは、蜂蜜、白い花、レモンなどの柑橘類とミネラルの香りが控えめに立ち上り、口中でもこれらのバランスが絶妙な品のよいワイン(すいません、値札がついたままでした!)で、6年のクロ ブージェ 『ムーズニー』畑のグランクリュ、ピノノワールは、ちょっと若すぎるかと懸念したにも拘らず、8年目にして既に飲み頃になっていて、しかもアルコール分が高い感じがありました。

また、2本のボルドーブレンドは自宅で事前にデカンタをしておき、ブルゴーニュワインを飲んだあとに、飲みましたが、開けて3時間後でちょうど良い具合に開いていました。3本目はオーメドック在のシャトーラネソン(クリュ ブルジョワ)の1997年もので、17年の時を経ても、未だに黒いフルーツ、スパイスと埃のような細やかなタンニンがしっかりとかみ合っています。また、4本目のプライドマウンテンは日本でも絶賛される「入手不可能」といわれるナパのワイナリーで、このワインはナパとソノマのブドウを使ったブレンド。ワイナリーはスプリングマウンテンという凝縮したメルロー、カベルネの名産地のほぼ頂上にあり、この2008年のワインはカベルネ主体(82%)にメルローとプチ ベルドーを加えたもの。

さて、食事もそろそろ終わりに近づきましたが、なんとなく「泡もの」か「デザートワイン」が欲しいかな〜〜という感じになり、またまた自宅に戻って今度はカリフォルニア最高峰のひとつといわれるドメイン カーネロスの夢『ル レヴ』という名のスパークリングワイン(今回の日本講演で試飲したワインのひとつ)と、珍しいので貴重なジンファンデルのデザートワインを取り出し、友人宅へ。このジンファンデルのメーカーはとてもエレガントなワインを作ると評判のダッシュ。こちらのメーカーの普通の(つまりデザートワインではない)ジンファンデルも、今回の日本の講演会で使ったワインです。

結局3人で6本のワインをおいしく頂いたのでした。友人曰く「こんなゴージャスなワインをレストランで飲んだら、何千ドルするやら、、、、」。 おっほっほ! でも、良いワインは二日酔いしないのでえす。その証拠に、こうして朝っぱらから昨夜飲んだワインの記事なんかを書ける程、元気!プライドマウンテンIMG_5518

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
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