Mugariz ムガリッツ3

ムガリッツの料理の特徴は、まず日本料理と見まごう「禅的」なプレゼンテーションと、食感を重視した一口料理。これが延々と続くので、友人のアメリカ人は「一度いったらもう良い。あれは料理ではなく、シェフの実験室、デモンストレーションだ」という人も。確かにコース全てを食べ終わっても、満腹感はありません。(代わりに満足感があれば、成功)

今回の料理の中で、気に入った物、或は説明をする価値のあるものをピックしました。まずは、この写真の料理、何だか分かりますか?題名は Vegetable tiles.  A handful of Highland grassと訳の分からない(要はイメージの題名で、内容が分からない)説明書き。クリーム風のふわふわした土台に花びらが飾ってあるのでで、お味は、、、うーん、クラムフレッシュをもっと柔らかくして、すこし甘みを足した感じ?

 

実はこの料理の主役は、添えてあるスプーンなのです。これは砂糖で作ってあります。試しにそっと嘗めてみるとシュガーケーン(サトウキビ)のお味。隣の席の方は、最初のひと口でスプーンを齧ってしまって、そのまま食べてしまい、ウェイターが新しいのを持って来る羽目に。

 

遊び心がある一品。というか、それぞれの料理が遊び心そのものなのです。

 

IMG_7877

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です