Mugariz ムガリッツ5

出されたお料理やワインをつっかえすことは、若い頃から何度かありました。、一緒にミッシェラン星レストランに行く友人なんかは、ソムリエに「この方、美味しくないと何回でも突き返すから、気をつけてね」なんて、憎まれ口をききます(いや、そうじゃなくて、ソムリエに対する同情か?)。でも、何百ドル、何万という対価に見合う質のものを出してもらわねば、気が済みません。

逆に、低価格のレストランではそれなりの質で満足しなければ、いけないのに、チャイナタウンの格安レストランで偉そうに、細かいサービスを要求する下品な人がいます。TPOをわきまえよ〜ね。おっと、話が逸れました。

今回はそれほどおいしくもないし、シェフの意図がはずれてるのでは?と思った料理が2〜3あり、その内の2つはコメントを添えて、お返ししました。その最たる物が真ん中のデッシュ。これは塩でキュアしたラードとキャビアを合わせた物です。キャビアは大好きですが、これを口に含んだ時の不快感ったら!「ぐちゃあ、ぶよぶよ」という感じ。しかも塩分ばかり。

 

思わずウェイターを呼んで、「これ下げてください。味も食感もアウト」とばつマークをついつけてしまいました。それとワインのペアリングも余りうまく出来ていなかったのが、残念。というより、こういうテイスティングメニューはソムリエにとっても大変難しいはず。一口の料理で、しかも奇抜。なかなかビッタリと合うワインはみつかりません。

バスク独特の白ワイン、ツアッコリーナは地場ブドウのホンダルビ ズリから作りますが、地元のシーフードに良く合う辛口ワイン。大好きな飲み物ですが、ここの料理とはあまり合いませんでした。飲み物として美味しかったのは、元々好きなマデラ酒とシェリー。そして、前述した日本酒もお料理と良く合っていました。

 

さて、本日もムガリッツと並んで世界のトップレストランといわれているアルザックに予約を入れています。こちらはミッシェランから3つ星を貰っており、今年の世界のトップレストランのランキングでは8位。まあ、ワインもレストランも星付き、ランキングインなんていう他人が勝手につけた評価は全て信じてはいけません。ということで、こちらも期待に見合うか、、、行って来まあす。

 

 

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Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
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