The Great Arzak サンセバスチャンの三ツ星アルザック 3

さてアルザックをどう評価しましょう?

個人的にはミッシェランやリレ エ シャトーの格付けは余り信用していません。何十年も世界中のこういうレストランやオベルジェを食べ歩いた結論ですね。

とはいえ、味覚を信用できる友人や業界人の推薦があれば、足を運ぶことにしています。勿論、そこのワインリストやソムリエのペアリングの腕も気になります。

同じ地元で、2つ星、そして2014年度の世界のトップレストランで6位にランキングされているムガリッツよりも、今回はアルザック(2014年度8位)に一票を投じます。それは文句無しに美味しく、美しく、そして食材をきちんと生かした料理だから。そして良くありがちがソースの塩っからさがまったくなく、控えめで丁寧に風味が有るソースが心地よかった、、、。最近こういう当たり前のソースを作るシェフって、少ないですよね〜?

そうそう。最初に頼んだ五品(アミュズ、フォアグラ、ロブスター、ミッシェランの店ならどこでも出て来る(うんざり)半熟玉子っていうか日本の温泉玉子の洋風版、モンクフィッシュ)をきれいに平らげて、なんとなく物足りないのと、まだイグレックを味わいたい(でも、食事が無ければワインは飲めない!)ので、鳩の一品を追加しちゃいました。

そしてイグレックは、その重さ(ボデー)と凝縮度を失わず、鳩料理にもしっかりとあったのでした。最後にコーヒーを飲んでいたら、アルザック氏が挨拶に来て下さって、キッチンに案内して下さり、片腕の娘さんでシェフのエリーナさんを紹介してくださいました。また、マネージャーのジャコポは、ワインセラーを案内してくれましたが、私と同じくCourt of Master Sommelierのソムリエ資格を取得しており、またWSETのコースも勉強した言わば「後輩」と分かり、すぐにソーシャルメディアで繋がりました。IMG_7934IMG_7935

IMG_7948

 

 

Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
0 返信

返信を残す

Want to join the discussion?
Feel free to contribute!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です