世界のワインが ドュッセルドルフに大集合!

3月15日から17日の3日間、国際ワインエクスポ「プロワイン2015年」がドイツのドュッセルドルフで開催されました。今年は世界50カ国から5970の出展ブースが並び、武道館級の建物を9棟ほど借り切った広大な敷地に、五万二千人の業界関係者が集合し記録を更新。

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これだけの会場を3日で廻るにためには、当然的(まと)を絞って、効率よく廻る必要があります。まずは、プレスクラブに出向いて記者証を貰い、早速取材を開始しました。

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今回はアメリカ・ワインが大きなブースを構えるという事前情報があり、まずはエールを送りに立ち寄りました。ワイン新興国(ニューワールド)と、オールドワールド(ヨーロッパ)の展示場は、きっちりと分かれていますが、ナパとカリフォルニアが中心となり、オレゴンやワシントンの主立ったワイナリーが林立する会場内の、すぐ隣がオーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンというラインナップは、活気がありなかなかの壮観。

 

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アメリカと同じく大きな店を構えたオーストラリア。ヨーロッパから帰国した後、すぐにオーストラリアに取材に行くために、下見と挨拶を兼ねて、足を運びました。「ワイン・オーストラリア」は、国を挙げてワイン業界を振興するため政府が立ち上げた強力な団体。海外でオーストラリア・ワインを広めるべく、世界中で広報、教育活動を繰り広げています。会場ではワイン地域別のセミナーが開かれており、ワインを試

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飲しながら、ワインメーカーの説明を聞くことができます。興味深いワインを発見した際には、その場で当人と訪問のアポがとれるという効率の良さ。

 

次に取材したのは、滅多にお目にかかれないギリシャワイン。ブースではワインメーカーやソムリエが、珍しい品種を紹介してくれます。白、ロゼ、赤、そしてデザートワインはどれも酸味が高く、食欲をそそり、「ワインは食べ物と一緒に飲むもの」というヨーロッパの常識を見事に体現しています。ギリシャはいわゆるオールドワールド(ヨーロッパ)に属するワイン地域ですが、余り知られていないこともあって、何故か新世界と同じ敷地に設置されていました。

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もうひとつの目玉は、私の師匠でもあるマスターオブワイン(MW)達が作ったワインの試飲会。MWの資格を持つワインメーカーと言えば、アルザスのハンブレヒトMWやオーストラリアのヒルスミスMWを始め、世界的に高名な醸造家ばかり。このイヴェントは、記者証を持っていてもフリーパスでは入れず、事前の予約が必要です。会場に着くと、既におなじみのMWが勢揃いして迎えてくれ、世界各地の同級生とも再会。仕事と勉強を兼ねて、かなり難しい質問に答えて頂きました。

 

最終日はロンドンに戻る 移動日でもあり、短い時間内で目移りばかりしながらも、的をスペインとフランスの一部の地域に絞り、駆け足取材。まずはリオハの最高ヴィンテージばかりをそろえたセミナーに滑り込み。作り手の個性とヴィンテージの違いを味わいました。最後にロワール展に駆けこみ、100以上の白ワインを飲み比べ、後ろ髪を惹かれながら、タクシーに飛び乗って無事ロンドン行きの飛行機に滑り込みセーフしたのでした。はあ〜。

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Yuki Saito

斉藤ゆき

Diploma WSET, Certified Sommelier, Master of Wine Program
ワイン・コンサルタント 品評会審査員 ワイン・ライター

ニューヨークで金融キャリアを構築後、 生涯のパッションであるワインを、欧米のトップスクールで学び、日本人として希有な資格を数多く有するトッププロ。

ワイン教育の最高学府、Wine and Spirits Education Trust (WSET)の学位(レベル4最上位)をカリフォルニアで、上級資格(レベル3)をトップで本校(ロンドン)にて取得。更に、ソムリエ機関の世界的権威であるCourt of Master Sommeliers(ロンドン)の認定ソムリエ資格も有する。フランス留学は頻繁で、ボルドー、ブルゴーニュを始め、各地のワインスクールでフランス人と共に学ぶ。

現在は、サンフランシスコをベースに、ワインの顧問業務(日米)、連載記事の執筆と講演(日米)、品評会審査と視察(日欧米)を3本柱に活躍する傍ら、ワイン業界最高峰といわれるマスター・オブ・ワインのプログラムに所属し、MWを目指して切磋琢磨中。
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