Chateau St-Jean 2010 California Cabernet Sauvignon

 

醸造元                                      シャトー・セント・ジーン 

醸造年                                      2010年 

 

品種                                           カベルネソーヴィニョン

 

葡萄産地                            カリフォルニア州

 

 

 

お陽様をたっぷり浴びたブラックベリーとサクランボをチョコレートで包んだよう。そしてほんのりとしたココアとナツメッグの香りが口中に広がるカリフォルニアらしいワインです。

 

 

Chateau St-Jean 2011 Sonoma Country Chardonnay

 

醸造元                                   シャトー・セント・ジーン 

醸造年                                      2011年 

 

品種                                           シャルドネ

 

葡萄産地                             カリフォルニア州ソノマ・カウンティー 

 

 

 

シャルドネ名勝地ソノマの名門、シャトー・セント・ジーン。

 

このメーカーのシャルドネは、まるで「焼きたてのアップルパイ」「イエロー・ピーチ・コブラー」のよう。絶妙な甘さと酸味が魅力です。

 

スプリング・マウンテンはナパ「3大山カベ」の一角。ジャスリンとキーナンのキャブをご紹介

スプリング・マウンテンはナパ・ヴァレーの中でもとりわけ重厚で肉厚なカベルネの特産地。あのパーカー氏も常に高得点を与えるワイナリーが目白押しです!

それは山(といっても900M級の丘)の斜面で育つカベルネ・ソーヴィニョン(略して「山カベ」)が、強い日差しと標高による大きな気温差の影響で、実がぎゅっと凝縮し、濃厚なワインを作るから。

ナパ・ヴァレーには5つのマウンテンAVA (指定葡萄産地)がありますが、このスプリング・マウンテンは、ナパとソノマの仕切りとして位置し、30あるワイナリーはいずれも優良な醸造元で、パーカーポイントも高く、カルトワインの資格が十分有るにも関わらず、値段をリーズナブルに保っているキーナンのように、隠れた宝石もあります。

今回はそんなスプリング・マウンテンの2大スターをご紹介

 

Juslyn Vineyards  2009  Cabernet Sauvignon  Spring Mountain District

ジャスリン ヴィンヤーズ 2009 カベルネ・ソーヴィニョン スプリング・マウンテン 

ボルドー・ブレンド品種 カベルネ・ソーヴィニョン 76% メルロー 18% カベルネ・フラン 4% プティ・ヴェルドー 2% 

 イギリス生まれのオーナー、ペリー・バトラーさんが娘さん(ジャスティン)と奥様(カロライン)の名前を融合して名付けたこのワイナリー。同氏が若い頃、額に汗を流し働いたフランスで大好きになったボルドーワイン。夢はナパの地で、カリフォルニアの優良で濃厚な葡萄を使って作るボルドーブレンド。今夢が完成しました。

このワインを一言で表現すると、「凝縮した黒いフルーツ、力強いタニンとボヂィー、シガーと土臭い男の香りがするリッチなワイン」。ステーキなどの肉料理との相性は抜群。今飲むなら、デキャンタをし、小一時間待ってからお楽しみ下さい。また、もし余裕が有れば、あと5年ほど寝かして見て下さい。タニンが更にこなれて、味わいに優しさが加味されるはず。

 

Keenan  2009 Cabernet Sauvignon Napa Valley

ロバート・キーナン 2009 カベルネ・ソーヴィニョン ナパ・ヴァレー

 

キーナンワイナリーは、これだけの評価を得ても、実に自然体。全く気取らない応対で、今でもテイスティングは小屋の中にある立ち見バーといった風情の、事務所兼ワインバー兼倉庫。値段も驚く程良心的な28ドルから60ドル位が主流。キャブもさることながら、ナパには珍しい程の品質のメルローや、おいしいシャルドネもおすすめ。

このキャブは、100%カベルネ品種で作った典型的な山カベワイン。スパイスの利いたスモーキーな香りと味わいは、喉越しを過ぎても、じわりと体中においしさが染み通ります!

 

2009年 Opus One オーパス ワン

2009                        Opus One Napa Valley Red Wine

製造元                    オーパス ワン

製造年                    2009年

品種構成              カベルネソービニョン81%      カベルネフラン9% プティ ヴェルド6% メルロー 3% マルベック1%

産地AVA              オークヴィル

フランスとカリフォルニアを代表する2代巨匠、ロスチャイルドとモンダヴィがノウハウを駆使して完成させたカルトワインの代表作。どっしりと重く、しかもまろやか、というナパならではの魅惑ワインです。

 日本では、80 年代の発売当初から絶大な人気を博すオーパス ワン。最新ヴィンテージ、2009年は、カリフォルニアでリリースされたばかりですが、早速入手、試飲しました。日本への入荷は、一般的には早くても年末からとされています。

 2009年のナパヴァレーは、気候的に大変難しい年で、製造者の手腕がワインの出来に反映する年となりました。ブドウが発芽し、熟成するまでの大切な春から 夏にかけては、例年になく冷厳な気温が続き、 9月にはいると打って変わって2度の熱波が襲来。やっと熟成を始めたブドウが収穫期に入る9月下旬から10月の下旬にかけては、記録的な雨が降るというワインメーカーにとっては悪夢の年。

 オーパスワンでは、このチャレンジングな年に、例年と変わりなく、決して質と落とさないよう細心のケアーをし、結果として消費者が要求するオーパスワンの質にふさわしいヴィンテージを作くりました。

 紫がかったルビーレッドの液体から最初に立ち上るのは新鮮なブルーベリーやストローベリーと、ココアの粉っぽい香り。グラスを廻すほどに、赤いフルーツが黒いフルーツのブラックキュラント、ブラックベリーに変身し、そこからダークチョコ、リコリス、コーヒーの香りが沸き立って来ます。

 タニンは既にこなれ始めていますが、しっかりとした存在感があり、向こう2〜12年位の間に、どんどんとまろやかに熟成して行く予感を感じます。フルボヂィーで有りながら、少し女性的で、クローヴ、ナツメッグと言ったダークスパイスが刺激的です。

 2年以上寝かす事をせずに、すぐに飲むのであれば、デキャンタをして1時間程待ち、大振りのボルドーグラスで時間をかけてじっくりと飲む事をお勧めします。

 2年、或はそれ以上待てるのであれば、更にまろやかで女性的なワインに変身する事でしょう。香りといい、味わいといい、オーパスワンの9年のヴィンテージも、ある種典型的なナパバレーで作る、ボルドーブレンドとなりました。ワインだけでも勿論楽しめますし、ステーキなどの肉料理に合わせると、あっという間に一本空いてしまいそうです。

 

2008 Dominus Napa Valley Bordeaux Blend

2008                      Dominus             Napa Valley         Bordeaux Blend

製造元                    ドミナス エステート

製造年                    2008年

品種構成              カベルネソーヴィニヨン 83%  カベルネフラン13% プティヴェルド4%

産地AVA              ナパ ヴァレー

 ドミナスといえば、フランスを代表する最高級シャトー、ペトリュスのアメリカ版という認識があります。実際、このワイナリーは、 ペトリュスのシャトー オーナーであるクリスチャン・ムエックス氏が、60年代にここナパヴァレーで立ち上げたワイナリーです。フランスを代表するシャトーの家系に生まれ、ワインづくりをフランスとアメリカで学んだ同氏が、ナパで最高の畑を手に入れ、フランスシャトーのノウハウを、ナパという秀麗な地味に実現する事に、成功しました。

ドミナスのワインは、90年に入ってから現在に至るまでずっとピークが続いており、かのロバート パーカー氏を唸らせ、並みいる批評家をして、「ペトリュスのアメリカ版!」と絶賛されています。

この8年のヴィンテージに与えられたパーカーポイントも、99点!同氏をして「素晴らしい出来映え!とてもスケールの大きいワインだ。優に向こう25年から30年もの間、楽しめるワインだ」と、絶賛。

 ワインメーカーに依ると、この年はいつになく厳しい天気と水不足が続き、結果収穫出来たブドウは例年に比べ激減したものの、 小振りで味が凝縮したミネラル分の高い濃厚なブドウが収穫出来たとの事。

それは一口このワインを味わえば、存分に認識出来ます。濃厚さと品の良さが微妙に交差する複雑な味わいで、余韻が強く口中に尾を引く間にも、また次の一口を飲み続けていたい、、、。そんなインパルスを感じるワインです。

具体的には、 ブラックベリーなどの濃厚なドライフルーツを基調とし、加えてリコリス、アニス、コーヒー、ココアなど複雑なスパイスが絡み合い、とても品よくこなれた心地よいタニンが、尾を引きます。全般的に男性的な出来映えですが、ふんわいとした優しさが印象として残る、興味深いワインでもあります。

 数十万円というペトリュスも美酒ですが、数万円で購入出来る素晴らしい出来映えのドミナスのボルドーブレンドは、ナパでしか作れない至高のワインでもあります。

2008年 ケイマス ヴィンヤーズ スペシャル セレクション

2008                      Caymus Vineyards Special Selection Cabernet Sauvignon

製造元                    ケイマス ヴィンヤーズ

製造年                    2008年

品種構成              カベルネ ソービニョン86%                  メルロー 14% 

産地AVA              
Rutherford 32%    Atlas Peak 15%    Oak Knoll 14%   

St Helena 9%    Yountville 6%     Napa Valley 24%

 ケイマスといえば = 「ナパのカベルネ」という数式が思い浮かぶほど、今更紹介をする必要がないナパ ヴァレーを代表するカベルネの老舗メーカーです。1972年にカベルネの名勝地、ラザフォードの自社畑からとれたカベルネ100%の濃厚な赤ワインを世に送り出して以来、ずっと秀逸なワインを作り続けている驚異的なワイナリーといえます。

 その中でも、このスペシャル セレクション(SS)は同社のグラン クリュー格。日本においては、入手が大変困難なブランドとなりました。

 代々この銘柄はナパヴァレー内でも特に優良で、特徴的なカベルネと生み出す多数のAVA(上記の産地表示のとおり、ナパ ヴァレーに散在する趣が異なるテロワール )のブドウをブレンドして作って来ており、パーカー氏を始め、名だたる批評家から常に高得点をマークして来ました。

 といっても、気候も製造法も刻々と変化する「超優良カベルネメーカー」がひしめくナパヴァレーにおいて、今でも老舗としてその高い品質と精度を保っているのには、オーナー、ワインメーカー達のたゆまぬ努力があります。

 例えば、この2008年には、ケイマスが始めてスペシャル セレクションにメルローを使用しました。言わばボルドー左岸の「カベルネ主体のメルローブレンド」です。

 通常の100%カベルネの黒いフルーツ中心のマッチョな味わいに比べ、メルローが14%程加わったことで、ココア、ダークチョコの風味が増し、タニンも柔らかいパウダーのようにこなれています。しかも中枢にはいつもの良く熟したブラックベリー、ブラックプラムやリコリスなどの背骨がしっかり存在します。

 2009年の100%カベルネのSSを横に並べて、縦試飲などすると、とても興味深いかもしれません。8年のヴィンテージは、割と早めに、向こう3〜5年くらいで飲む事をお勧めします。

 

 

2008年 プライド マウンテン ヴィンヤーズ カベルネ

2008                      Pride Mountain Vineyards Cabernet Sauvignon

製造元                    プライド マウンテン ヴィンヤーズ

製造年                    2008年

品種構成              カベルネソービニョン82%      メルロー 12%  プティ ヴェルド6%

産地AVA              ナパ カウンティ 53%    ソノマ カウンティ 47%

 

 

このワインは 典型的なナパの超パワフルで、黒いフルーツ主体のカベルネというより、ほんの少し女性的で、赤いフルーツに近い味わいのカベルネブレンドといってよいでしょう。

 

それはブレンドの半分近くが、透明感とエレガンスを誇るソノマヴァレーのブドウを使っている事と、丸みを加えるメルローが12%を占めていることと、無関係ではないようです。

 

香りはブラックベリージャム、リコリス、赤いバラといったスパイシーでエレガントなアローマが主体で、口中で味わうと、チェリー、ラズベリーといった赤いフルーツに、良くこなれた優しいタニンが絡み合い、素晴らしいバランスを感じさせます。

 

全般的に軽快なワインですから、長期熟成指向というより、向こう1〜2年以内に楽しんで頂きたいと思います。

 

 

 

 

 

 

2009 プラムプジャック エステート カベルネ ソービニョン

2009    PlumpJack Estate Cabernet Sauvignon Oakville

製造元                    プラムプジャック エステート

製造年                    2009年

品種構成              カベルネ ソービニョン 98%             プティ ヴェルド 2%

産地AVA              オークヴィル (ナパ ヴァレー)

 このワインを構成するカベルネ、ヴェルドは、ともにオークヴィルの自社畑で育てたもの。オークヴィルといえば、言わずと知れたナパ最高のカベルネの土壌です。

 プラムプジャックといえば丁寧な製法で、美しいワインを作ってきました。2009年のヴィンテージの収穫は10月16日から27日の11日の間に行いましたが、なんと24回にもわけてブドウの摘み取りをしています。これは勿論完熟して、傷の無いブドウだけを選り分けて摘んで行き、まだ熟成度が低いぶどうは、納得のいくレヴェルに至るまで、じっと待って、それから摘み取っているからです。

 こうして丁寧に選別されたブドウだけが、同じ敷地内にあるエステートに運ばれ、24時間のコールドソーキング(「ワインのこと少し知りたい」シリーズをご参照下さい)で美しい色を抽出した後、2〜3週間ほどかけて、高温発酵していきます。熟成は、フレンチオークの樽で、2年の長きをかけて、じっくりとフレーバーを育てて行きます。

 樽熟成中の、最初の4ヶ月間は、樽の底に沈んでいる旨味成分(ブドウの皮や、発酵を終えて底に沈んだイースト菌など)とワインをかき混ぜる作業を行った後、不純物を取り除く 為に、今度は 樽から上澄みのワインだけを他の樽に移す作業を行います。これと最初の年に3回、2年目に2回と、なんと合計五回行うという、ボルドーの一級シャトーと同じ徹底したクオリティーコントロールです。

 こうして手間暇を惜しまず作ったワインなので、香りも味わいも、太陽をふんだんに受けて育ったブラックベリー、ブラックチェリーの凝縮味を基調に、最高級のフレンチオークの中で急がせずに、じっくりと寝かせたところから出てくるアニス、モカ、ヴァニラ、かすかな鉄分という複雑なフレーバーが加わります。

 直ぐに味わいたい向きには、まずはデキャンタをしてから、大きめのグラスに注いで、お楽しみ下さい。或は数本購入し、数年年置きに1本開けて、ワインの成熟を味わうという楽しみ方も、お勧めします。

 

2008年 ダン ヴィンヤーズ ハウウェル マウンテン カベルネ ソーヴィニョン

2008    Dunn Vineyards             Howell Mountain              Cabernet Sauvignon

製造元                    ダン ヴィンヤーズ

製造年                    2008年

品種構成              カベルネソーヴィニヨン

産地AVA              ハウウェル マウンテン (ナパ ヴァレー)

 

ナパ ヴァレーにはいくつかのマウンテンAVAがありますが、その特徴は日当りの良い山の頂上、或は傾斜で育てられて、味が凝縮した黒ブドウから作る濃厚な赤ワイン。このハウウェル マウンテンで採れるカベルネも、スプリングマウンテンなどと同じく、とても力強く、また野性味を感じさせてくれる逸品です。

 

オーナーのダン氏は、カベルネの老舗、ケイマスでワイン作りに関わって来たベテラン。独立し、このハウウェル マウンテンに自社畑を構え、設立当初から高品質のカベルネばかりを作って来た職人肌です。

 

2008年は、天候に恵まれず、収穫は例年の半分ほど。逆に、そういう年だからこそ、腕に自信の或るワイナリーは、特に優れたワインを作り出します。

 

ダン氏もその例にもれず、ロバートパーカーをして「これだけ厳しい年に、歴史に名を残すようなワインを作った」と、絶賛されました。

 

さて、このワイン。100%自社畑のブドウを使い、特に長期熟成に適した出来映えに仕上がりました。カリフォルニアのワインでありながら、ボルドーの特級ワインに引けを取らず「向こう20年から35年に飲み頃が来る」と評価されていますが、そこはカリフォルニアのワイン。今開けても、ボルドーとは違い、十分楽しめます。勿論、待って楽しむのもお勧めです。

 

私が試飲した際には、丁寧にデキャンタし、小一時間待ちましたが、黒いフルーツと天草、タールなどの香りが沸き立ち、どっしりとした骨太のタニンが、熟したブラックベリー、ブラックカシスと相まって、正に両足を踏ん張って、存在感を主張しているよう。かといって、渋みの強い超辛口という訳ではなく、例えて言えば、強い個性と能力を備えた若者が、年とともに、更に大器晩成に成長して行きそうな、 とでも言いましょうか。

 

 

2009年 スケアクロー “ムッシュ エタン” ナパヴァレー カベルネソーヴィニヨン

2009 Scarecrow “M. Étain” Napa Valley Cabernet Sauvignon

スケアクローといえば、ラザフォードの名物畑、JJ コーン エステートの最高級のブドウを使ってつくる美味のカベルネが有名。このムッシュ エタンは、そのセカンドレベルに当たります。といっても、その質は通常のセカンドレベルを凌駕する素晴らしいものです。

ちなみに、ムッシュ エタンとは仏語で<ブリキ男>という意味。つまりアメリカの名画、「オズの魔法使い」にもじって、スケアクロー (案山子)と ティンマン(Tin Man)という2人の準主役に、例えたのでしょう。面白い命名ですね。

この<ブリキ男>ワインも、実は同じ JJ コーン エステートのブドウを使っており、このヴィンテージはまだ2作目です。そして、製造者が、親と同じアメリカの名前ではなく、お茶目にフランス語の命名をしたように、味わいはどっしりしたアメリカのカベルネでありながら、口中に残る味わいはフランスのワインを彷彿とさせます。

つまり口に含んだ瞬間にしっかりと主張する熟した黒い果実、タバコ、ダークチョコなどの重厚な味わいが、徐々に優しげなヴァニラやクルミ、そして赤い果実(チェリー)へとフェイズアウトして行く様は、マッチョなアメリカから、ゆっくり船に乗ってフランスの岸辺へとたどり着くよう。

そんなトリップを体験出来る素敵なワインです。

製造元 スケアクロー
製造年 2008年
品種構成 カベルネ ソービニョン 98% プティ ヴェルド 2%
産地AVA ナパ ヴァレー